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PRINCE2®プラクティショナ受講者の声

2016年2月にPRINCE2®日本語書籍が発刊され、PRINCE2®上位資格であるPRINCE2®プラクティショナの日本語試験も開始されました。PRINCE2®プラクティショナの日本語コースも立ち上がり、今回はPMP資格をお持ちの受講者に、PRINCE2®の良いところや、立ち位置などPMPと比較する形でお話を伺ってみました。

 

質問:PRINCE2は、PMPと比べてどんなところが良かったですか?


Kさん

総合的にPRINCE2は、過剰な負担を回避しながらプロジェクトを現実的に推進する道すじを示していると感じました。

 

まるで、「サッカーの監督」と、監督を支える「チームのフロント」のような関係で「プロジェクトマネージャ」と「プロジェクト委員会」が機能するところが良いですね。

過大な責任を負わされて押しつぶされてしまうプロジェクトマネージャが多いことに対する、現実的な救いの手になると感じました。

「プロジェクト委員会」のフォーメーションや、果たすべき役割・機能が、とても具体的に定義されていてよかったです。

また、「プロジェクトを複数の『段階』に分け、1段階ずつベネフィットを評価して進める」というところもよかったです。

プロジェクトマネージャは直近の1段階だけを仕上げる責任を負っていて、次の段階に進むかどうは「プロジェクト委員会」が判断するという考え方は、「プロジェクトの全工程を通じた責任を負いきれず、つぶれてしまう」ことが多いプロジェクトマネージャへの救済策になると感じました。

 

 


Hさん

よく言われるようにPMBOKとPRINCE2は補完する関係にあると思います。PRINCE2を学ぶことで、より大きな視点から全体感をもってプロジェクトをマネージする力を高めることができると思います。

 

①     ビジネス正当性の評価。 

②     プロジェクト全体のアウトプットを最大化。

③     前例・教訓を活かす。

 

①    PRINCE2では常にビジネスケースを評価して行きます。 PMBOKですと、フォーカスがPMですので、意地でもやりきることになりがちです(PMから中止を提案するのは難しい)。

PRINCE2では、内的・外的環境の変化も考慮し、ビジネスケースを評価した結果、見込んだベネフィットが得られないと判断した場合、プロジェクトを中止することが薦められています。ここは非常に大きな違いでポイントだと思います。

②    PMBOKにはPMを支援するノウハウが詰まっています。PM個人として如何にアウトプットを最大化するかにフォーカスしています。PRINCE2では、いつ誰が何をするかを定義しています。PMとして、プロジェクト全体のR&Rを認識することで、どのように関わり、プロジェクト委員会やチームを含めたプロジェクト全体として、如何にアウトプットを最大化するかを知ることができます。

③    PRINCE2では、プロジェクト後の振り返りだけでなく、プロジェクトの始動から過去の教訓を活かす仕組みが作られています。どんなに巨大で複雑なプロジェクトであっても、なにかしら似たような案件は世界のどこかで行われています。 社内および世界を見れば、得られる教訓や前例を参考に、リスクを洗い出したりプロジェクトのアプローチを練ったりできます。 まずはじめに教訓から学ぶ。プロジェクト化する前に前例を参考にすることはとても有意義で大きなポイントです。

 


Aさん

PRINCE2はプロジェクトの進め方が具体的に定められています。

 

誰が何時、どの様な計画書や関連のプロジェクト文書を作り誰が承認するかを7つのプロセスで定義していて、これは我々に身近な大日程表(全体計画)、中日程表、および小日程表の考え方に似ています。

 

計画書や関連のプロジェクト文書では、様式(項目、その記述すべき内容)が決められており、誰でも様式に従って作成出来、自然にプロジェクトマネジメントが出来ます。計画書や登録簿、報告書を含め全部で26種類の様式が準備されています。

 

プロジェクトを進めて行く上で、チームで作業を行う時の人への作業の任せ方、任された人が困った時の上の人へ支援を求める方法が権限委任(任せ方)および例外とエスカレーション(支援の求め方)がプロジェクトマネジメントの仕組みの中に組み込まれています。

 

プロジェクトが納品するもの、およびそれを要素分解したものをPRINCE2ではプロジェクト成果物、成果物と呼んでおり、それを記述する記述書の中で仕様と品質で求められる基準が明確に定められています。これを成果物ブレークダウンストラクチャ(PBS)と呼び、計画、品質、構成管理の元となっています。

 

プロジェクト・マネージャは日々のマネジメントを行う役割であり、プロジェクト・マネージャが解決できない課題がある時の支援や要所要所でプロジェクトの継続を決定する、プロジェクトの最終的な意思決定を行う役割(プロジェクト委員会)がプロジェクト・チーム内に置かれている。プロジェクト・マネージャは1人ぼっちではない。

 

プロジェクトを開始するか、また実行中に継続できるかの判断は投資効果があるか、また継続しているかで行われる。このため、プロジェクト委員会(意思決定機関)は作る立場、使う立場、それを判断する立場の3者から構成され、常に投資効果を見守りながらプロジェクトを進めています。出来あがった成果物をどのように検査、検証するかの技法があり、単に品質管理の技法だけを紹介しているだけではないです。

 

 


 

 

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