ITプロフェッショナル、コンピタンス(能力・適正)の可視化

ITプロフェッショナルの仕事は、比較的新しい専門職であり、新しいテクノロジとともに常に変化し続けています。

要求される範囲の増加により、ITプロフェッショナルは常に一定のレベルを維持して役割を果たす事がでるとは限りません: 新しいハードウェアやソフトウェアだけではなく、クラウドやビッグデータがもたらしたより大きな変化にも適応していく必要があるからです。
その一方、リスクおよびセキュリティ面を考慮することが必要であり、更にできるだけGREENに配慮したいとしています。

ITプロフェッショナルの仕事は、一昨年前と同じでなく、次の年になると更に変化します。仕事について学習し、新しいスキルを身につけても、書類上での彼の役割は変わりません。

これらの新しいスキルやコンピタンスとは一体なんでしょうか?

過去の経験から、次が挙げられています:

  • ITプロフェッショナルとしてのコンピタンスの需要と供給のバランスが悪い
  • ITプロフェッショナルのコンピタンスは不透明なため、比較が難しい
  • ITプロフェッショナルに対し、実際には何を要求すればいいのかについての不透明である
  • ITプロフェッショナルの価値、経験、トレーニングについての不明瞭である

 

ITコンピタンスのフレームワーク

ITプロフェッショナルの仕事は歴史が浅いため、弁護士、会計士、医者などの職業にある基準がありません。

日本では経済産業省が主要な国のフレームワークを研究の上、取りまとめたITスキル・スタンダードが一つの指標を提示しています。

欧州では、イギリス、フランス、ドイツがそれぞれ基準を策定し推進してきましたが、より汎用的なものが必要とされ、EUとしてのフレームワークが作成されたました。

フレームワークは、ITコンピテンシーの可視化に有効です。

 

このeコンピタンス・フレームワーク(e-CF)は、36のITコンピタンスから成る独自のリファレンス・フレームワークであり、ヨーロッパのITユーザ企業、ITベンダ、公的機関、教育機関など様々な業界で利用されており、ヨーロッパからワールドワイドで適用可能な国際基準となりつつあります。その目的は、異なるITビジネス環境で使用できる汎用的かつ完全な一連のeコンピタンスを提供することです。

 

欧州連合から結成されたCEN―欧州標準化委員会―は、企業、教育機関、業界、政府、研究機関、試験機関などのヨーロッパの多くのパートナーと協業し、このフレームワークを開発しました。「e-CFポケットガイド」がヴァン・ヘイレン・パブリッシングより刊行されており、EXINのCEO、Bernd Taselaarは序文を寄せています。

このe-CFの共通言語が利用されることによって、要求される能力・適性に対しての供給が一致しやすくなりました。

 

ローカルまたは企業特有の個別カリキュラムと認定プログラムにおいても、e-CFと照らし合わし比較をすることで、特に国をまたがってプロフェッショナルを育成する必要がある組織では、良く適合します。

 

 

 

 

e-CFに備えた教育事業者のプログラムのマッピング 

トレーニング、試験、全ての認定資格については非常に数多く存在しています。どのように比較するのでしょうか?

どの資格が必要で、レベルはいくつまでが妥当なのでしょうか?

e-CFではどのようにカウントされるのでしょうか?

 

ここでeスキル”品質ラベル”プロジェクトの出番です。

このプロジェクトでは、EXINとEmpiricaは、ITの世界で認知された何百もの資格を評価できるかの可能性や、教育や資格の結果をe-CFで評価し、”品質ラベル”として提示可能かの調査をしています。

この調査の一部分として、e-CF、ITプロファイル、eスキル認定資格情報を持った「eスキル・ランドケープ・サービス」のプロトタイプが開発されました。

プロフェッショナルな能力育成に関心の高いユーザーに慣れ親しんでいただけるように、e-CFプロファイルベースのセルフ・アセスメント・ツールが、ウェブサイトで入手できます。

eスキル品質ラベルは、「プロフェッショナルな仕事・役割、コンピテンシー、認定資格に紐づいたeスキルのジャングルの中での羅針盤」として手助けをします。

 

ITプロフェッショナルのITコンピタンスの評価

スキルと資格を説明することは‘ITジャングル’の中で明確さを提示しますが、ITプロフェッショナルのコンピタンスをどのように客観的に評価できるでしょうか?

これがEXINの取り組んでいる次のステップです: eコンピタンス・アセスメント

 

アセスメントと一連の客観的基準を通して、ITプロフェッショナルがどのe-CFコンピタンスをどのレベルで持っているかを決めていきます。

政府、教育、企業組織からの代表者で構成される審査委員会が発足されました。審査委員のメンバーは現在、客観的評価方法の開発に取り組んでいます。最初の開発結果は2013年第3四半期に予定しています。EXINのCEOであるBernd Taselaarは次のように述べています:「独立した認定および資格団体であるEXINは、e-CFをサポートします。EXINはe-CFコンピテンシーを評価可能なものにすることができる最適な機関です。EXINは市場やITプロフェッショナルを熟知しており、試験を開発し、コンピタンスの有効性を実証します。」

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