SIAM™ 連載 第5話

<連載> 次世代ITサービスマネジメントSIAM(R)/ITSM 連載 第5話

 


2017年 8月16日 発行

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【 第5話  目次 】

 

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<1>  第5話 SIAM(R) と アウトソーシング活用

 

<2> 読者の皆様と質疑応答

 

<3> 次回のお届け予定内容

 

<4> 関連コースご案内

 

<5>  SIAM(R)BOKおよび日本語書籍(itSMF JAPAN 翻訳)のご紹介

 

<6> EXIN推薦書籍のご案内

 

<7> 日経コンピュータ連載のお知らせ

「現場を元気にするチーム運営術」

 

<8> 著者紹介

 

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<1> 第5話 SIAM(R) と アウトソーシング活用

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「ここまでの連載のサマリ」

 

SIAM(R)は、「複数のサービスプロバイダから専門的でベストなサービスを

ソーシングし、インテグレートして、顧客に価値を提供するメソドロジ」

である事、また、SIAM(R)では、顧客に価値を提供する為に、顧客・サービス

インテグレータ・サービスプロバイダの3つのレイヤを設け、様々な組織や

企業がそのレイヤの中で、或いはレイヤをまたがって連携するという事も、

ご理解いただけたと思います。

 

「SIAM(R)はITIL(R)とアウトソーシングのプラクティスを活用」

 

SIAM(R)はその名の通りサービスをインテグレートする事を含んでいます

ので、それを支える重要なプラクティスはITIL(R)/ITサービスマネジメント

がある事は、ここまで連載の通りです。

 

本文では、SIAM(R)を支えるもう一つのプラクティスとして、アウトソー

シングとの関係を見てみます。

 

まず、SIAM(R)レイヤでは、顧客レイヤは勿論顧客ですが、サービスインテ

グレータレイヤやサービスプロバイダレイヤには内部と外部があり得ます。

 

内部とは顧客と同じ企業体を意味し外部は顧客とは別会社であることを

意味します。

 

これらの内の外部サービスインテグレータ(以下SIと略します)や

外部サービスプロバイダ(以下SPと略します)は、別名アウトソーサと

総称する事が出来ます。

 

例えば、顧客から見て、クラウドサービスプロバイダは外部SPであり、

開発や運用保守会社も外部SPとなります。

 

現実に多くの顧客やサービスプロバイダは既に内部や外部を組合わせた

環境でITを活用されています。

 

SIAM(R)は、その環境をより顧客ビジネスに向けて関連するプレーヤの

役割と責任をチューニングし、適切なソーシング判断やサービスの

組合せの改善、サービス提供の協調を進めるものと言えます。

 

「SIAM(R)はアウトソーシング環境」

 

SIAM(R)を支える知識体系の一つはITIL(R)ですが、アウトソーシング

環境で応用する場合は幾つかの注意点があります。

 

例えば、異論はありますが思い切って区別すれば、ITIL(R)は同じ企業内

のビジネスとITの間で必要なITサービスを開発提供して行く関係における

サービス管理を述べており、従って、ITにとっては競合はなく、SLAは文字

通り合意であり、支払いは社内課金となり、契約中断も更新もありません。

 

それに対して、マルチソーシング環境、即ちアウトソーシングを含む環境では、

特に外部SPにとっては、まずビジネス要件に対して提案し競合に打ち勝ち、

厳しい価格条件で契約し、契約した内容のサービスと契約パフォーマンスを

提供し、それに基づき請求回収します。

 

顧客ビジネスの戦略的判断が変わればアウトソースをやめ内製に戻すかも

しれません。

 

契約パフォーマンスが悪ければ契約更新できないどころか、契約の途中でも

契約を切られ他社に移行されるかもしれません。

 

このような厳しさの中で多くの外部SPはサービスを提供しておられます。

 

クラウドサービスに至っては、月単位で契約され停止されます。

 

つまり、ITIL(R)をマルチソーシング環境に適用・応用する場合は、契約や

価格面などあまりITIL(R)に述べられていないことにかなりの注意を払わな

くてはなりません。

 

ITIL(R)のライフサイクルにあるサービスの設計開発の方法も様々です。

 

顧客の要求に基づく特注的な開発や自社の独自開発によるサービス化や、

複数会社向けに仮想化環境をベースにクラウドサービスを作る場合もあれば、

市販のクラウドサービスを取り入れて自社サービスとインテグレートする

場合もありましょう。

 

サービスデスクなどを含めインテグレートしたサービスを提供します。

(あるいは、リソースのみを提供する要員派遣や、一部のタスクを肩代わり

するアウトタスキングももちろんあります)。

 

このようなサービスの設計開発、或いは移行運用やサービスデスクの提供

において、どこを内部SPとして行い、どこを外部SPにアウトソースする

かは、顧客の重要な戦略的判断です。

 

一般には、顧客にとって、自社ではコストが合わない或いは、自社にとって

コアであるかどうか等がその狙うベネフィットとなります。

 

サービスインテグレータも内部と外部があります。

 

即ち、内部SIにするか外部SIにするかの判断も、同様に、戦略的な判断

となります。

 

SIAM(R)の構築に当たっては、顧客のビジネスの狙いや要件に対して、

どのようなサービスをどこから提供するかが、重要ですが、その中では、

アウトソースしないで内部で提供するべきだ、或いは、アウトソースの

ベネフィットを活かして、ソーシングするべきだと言った判断と、それに

基づくSIAM(R)モデルが創られます。

 

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<2> 読者の皆様との質疑応答

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本メルマガでは、双方向性を担保する為、読者の皆様からのご質問を

募集いたします。

 

お寄せ頂いたご質問の中から厳選のうえ、次回以降のメール

マガジンで、ご質問内容と回答を掲載いたします。

 

質問はできるだけ具体的にお書きください。回答もより具体的、

実践的になると思います。

 

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<3> 次回のお届け予定内容

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●第6話●

 

『SIAMとマルチソーシングのガバナンス』

 

等をお届けいたします。

 

▼今後のお届け予定内容はこちら

http://bit.ly/EXIN_SIAM_News

 

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<4> 関連コースご案内

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▼SIAM(R) ファンデーション 認定コース

◎DIG2 ネクスト株式会社(ePlugOne)

 

ePlugOne教育サービスでは、次世代サービスマネジメントのリーディング

カンパニーとして、SIAM(R)ファンデーション教育認定を日本でいち早く

取得しました。

 

SIAM(R)ファンデーション認定教育では、どのようにマルチサービスプロ

バイダを統合しエンドツーエンドのサービスマネジメント、サービス

ガバナンス、コラボレーションを実現するエコシステムを構築するかの

基礎概念を学ぶ事ができます。

 

◆開催日:10月以降は毎月開催

2017年8月21日-23日

2017年10月23日-25日

2017年11月20日-22日

2017年12月20日-22日(2018年も毎月開催)

 

詳細はこちら>>

http://bit.ly/DIG2_SIAMF

 

◎エムアイジェイ LLC

 

SIAM(R)ファンデーション認定教育コース第1回目を、

2017年10月4日―6日に開催します。

 

詳細はこちら>>

http://bit.ly/MIJ_SIAMF

 

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<5>  SIAM(R)BOKおよび日本語書籍(itSMF JAPAN 翻訳)のご紹介

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■SIAM(R) BOK(知識体系)のご紹介■

サービスアーキテクト18名で立ち上げた任意団体SCOPISMが、無料でSIAM(R)

Foundation BOKを提供中です。

 

EXIN BCS SIAM(R)認定資格は、このBOKをベースに策定されております。

 

SIAM(R) BOK ダウンロードはこちらから>>

http://bit.ly/SCOPISM_SIAM

 

※ダウンロードには、ご氏名とメールアドレスの入力が必要です。

 

■SIAM(R)日本語書籍のご紹介■

VAN HALEN社発行、SIAM(R)書籍 日本語版が itSMF JAPANの翻訳により

出版されました!SCOPISMの発行時期よりも前のものです。

BOKを読まれた後に読まれるとプラクティスの理解に役立ちます。

 

書籍名

SIAM:サービス・インテグレーションとマネジメントの原則とプラクティス

 

詳細はこちら>>

http://bit.ly/ismf_SIAM

 

※書籍はPDF版のみとなります(印刷不可)

 

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<6> EXIN推薦書籍のご案内

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◎DevOpsを理解するのに役立つ書籍、ドキュメント

 

DevOps 1.0;

全部で3部作シリーズの企画。2部がようやく日本語でリリース。

1部はシステム側から見たDevOpsストーリ

2部はCookBookのようにどこからも参照できるもの

3部はユーザー側から見たDevOpsストーリ

 

システムの開発と運用を一体化するDevOpsの理論と実践を徹底解説

●The DevOpsハンドブック 理論・原則・実践のすべて (新刊)

http://bit.ly/book_DevOpsHandbook

 

●The DevOps 逆転だ! (2014年発行)

http://bit.ly/DOPhenix

 

DevOps 2.0;

2.0は1.0と比較して、ビジネス価値を達成するためのDevOpsとなります。

 

EXIN ホワイトペーパ-

●エンタープライズDevOps

DevOpsによるビジネスを支援するIT サービス

http://bit.ly/wp_DevOps_ep

 

●軽量化されたITサービス

http://bit.ly/wp_DevOps_itsm

 

ITIL Manager/Expertの方が執筆されたEXIN推薦書籍です。

 

●外資系コンサルのビジネス文書作成術

~ロジカルシンキングと文章術によるWord文書の作り方~

 

スキル診断をはじめ、ビジネスシーンで求められる文書を作成する為の、

実践的な参考書籍です。

 

相手に伝わる、相手を動かす文書作成スキルを磨き、ビジネスの成果を

拡大する為、是非ご覧ください!

 

詳細はこちら>>

http://bit.ly/book_SuccessfulBusiness

 

●『アポロ13』に学ぶITサービスマネジメント

~映画を観るだけでITILの実践方法がわかる! ~

 

EXINパートナー様でも多く開催されている、映画『アポロ13』を題材に

した好評のセミナーがついに書籍となりました!

 

ITサービスマネジメントの本質と実践方法を楽しく学ぶことができます。

 

詳細はこちら>>

http://bit.ly/book_Aplio13

 

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<7> 日経コンピュータ 連載のお知らせ

  「現場を元気にするチーム運営術」

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当社DevOps Master資格開発者の一人である三井氏が、

日経コンピュータ誌での連載を開始しました。

 

DevOpsで必要とされるアプローチが満載です。

是非ご一読ください。

 

詳細はこちら>>

http://bit.ly/NikkeiDevOps

 

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<8> 著者紹介

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鈴木 寿夫

DIG2 ネクスト株式会社 代表取締役

ITIL(R)エキスパート/ ITSM スペシャリスト(based on ISO/IEC20000)

講師&コンサルタント

 

東京都在住

在庫管理、販売管理などアプリケーション開発、コンピュータ・ネットワーク

機器のハードウエア保守、ネットワーク技術/ネットワークマネジメントに

関する教育に従事。後に、運用アウトソーシングに携わり、それをきっかけに

ITIL(R)/ITSMの導入、ISO/IEC20000認証取得支援のコンサルおよび

各種講習講師を実施している。

 

三浦 重郎

エムアイジェイ LLC CEO

PMI PMP(R), ITIL(R) Expert, Quint SGF講師

 

IT分野で30年以上の経験を持ち、ITコンサルタント/マネージャ、

PMO、アウトソーシングビジネスマネージャ等の経験を積む。

2003年より日本クイント株式会社にて、ITIL(R) 及びソーシングガバナンスの

トレーニング及びコンサルティングサービスの提供。

 

久納 信之

ServiceNow Japan株式会社 エバンジェリスト

ITIL(R)エキスパート

 

米消費財メーカーにて長年、国内外のシステム構築、導入プロジェクト、

IT オペレーションに従事。1999 年からは ITIL を実践し、ITSM の標準化

と効率化に取り組む。itSMF Japan 設立に参画するとともに ITIL 書籍集の

日本語化に協力。現在はServiceNowにてエバンジェリストとして、CIO に

対するサービスマネジメント戦略のアドバイス、Web メディアへの執筆や

インタビュー対応などを精力的におこなっている。

 

『デジタルビジネスイノベーション=サービスマネジメント!』が標語・

座右の銘。EXIN ITIL マネージャ認定試験採点を担当。

著書として「アポロ 13 に学ぶIT サービスマネジメント」「ITIL 実践の鉄則」

「ITILv3 実装の要点」などがある。

 

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EXIN JAPAN(情報科学試験機関)

https://www.exin.com/JP/ja/home/

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