SIAM™– Foundation BOK改訂

この記事は、Scopism社の「From the Architect’s Desk – SIAM™ – the Foundation refresh」記事の抜粋、翻訳版です。BOKのリフレッシュにともない、皆様に変更内容をお知らせしたく、Scopism社の許可を得て翻訳しました。
 

近日中に、リリース

業界内のベストプラクティスや標準、そしてSIAMナレッジの成熟度の進化に合わせて、最新の変化に対応するために更新を行うこととしました。

 

しかし、その前に、創造的なプロセスについて少しお話させてください。
改訂に関わるボランティアチームは小規模ではありますが、それでもグローバルなチームです。文化の違い、言語、時間帯の違いが、いくつかの興味深い課題を引き起こしました。しかし、結局のところ、多機能チームを管理することは、SIAMファウンデーションのBOKに記載されている(人の)実践方法の一つなのです。

 

私たちはまず、現在のSIAM Foundation BoKの中で見直しが必要なセクションと、追加すべきコンテンツを定義することから始めました。前回の作業方法と同様に、特定のセクションのための専任のコンテンツ執筆者とレビュアーを配置しました。このアプローチでは、著者チームとレビュアーによる2週間の活動サイクルを実施しました。各サイクルの後には、バーチャルグループミーティングを行い、前回の成果を確認し、次のサイクルの目標を設定しました。各セクションのコンテンツが作成された後は、エンドツーエンドの査読者のグループに移り、再び2週間の活動サイクルとプログレスコールを行いました。これらの電話会議は、グローバルなチームとの興味深いもので、ある者は初めてのビールを飲みながら、またある者は今日初めてのコーヒーを飲んでいると言っています。

 

ファンデーションに、期待するもの…

私たちは、ファウンデーションBoKの変更を制限しようとしてきました。「変更のための変更」ではなく、基本的なSIAMの原則に加えて変更が価値あるものある必要があるというアプローチを取ることが重要でした。これは、両BoKへのアプローチを超えた精神ですが、確かにFoundationでは、SIAMの概念と中核となる原則は同じままであり、人々に「また初めからですか?」と思って欲しくありませんでした。これは確かに意図した通り「軽いタッチ」の更新です。

 

変化するサービスマネジメントの世界

では、何が期待できるのでしょうか?さて、もちろん私たちは、サービスマネジメントのベストプラクティスが大きく変更されたことは認めざるを得ませんでした。

 

2018年にVeriSMがローンチされ、デジタル時代のためのサービス管理アプローチと、近代的なデジタルサービスに必要なベストプラクティスやテクノロジーをナビゲーション可能にするマネジメントメッシュの使用に関する有用なコンテンツがありました。

 

もちろん、今年2月にはITIL 4がリリースされましたが、これは今でもサービスマネジメントのベストプラクティスとして知られているものの1つです。

 

さらに、COBIT (2019年)への更新ついても、本書(ITILとCOBITは、現行バージョンですでに説明されています)で確認し、議論する必要がありました。

 

…そして標準も…

また、国際規格ISO/IEC20000の具体的が幾分限定的であることを発見し、SIAMにとって重要となりうる他の規格、例えば、組織内または組織間の協力的なビジネス関係の効果的な識別、開発および管理のための要求事項を規定するISO44001を紹介したいと考えました。

 

物事をシンプルかつ実用的に保つ

前述の通り、私たちは物事をシンプルに保ちたいと考え、いくつかの領域の合理化を検討しました。私たちの経験では、現在確認されている課題(と緩和策)の多くが重複しているように見えるため、SIAMの課題とSIAMの実践に関するガイダンスの一部を簡素化しました。

 

プラクティスに関するSIAMガイダンスは、他の管理フレームワークと異なるものであり、プロセスやITIL4のプラクティスの概念と混同してはいけません。
これにより、プロセスガイドが若干更新され、特にリクエスト管理が追加されました。

 

最も重要な変更点は

堅牢なガバナンスフレームワークと定義された責任の重要性を扱うSIAMエコシステムを、ガバナンスの概念に異なる方法で取り扱うDevOps、リーン、アジャイルのようなアプローチとどのように統合できるかという質問が増えています。
DevOps、リーン、アジャイルを考えるとき、プロセスの自動化、ビルド、テスト、リリースサイクルの俊敏性、アクティビティの短いスプリントといった多くの概念に焦点を当てています。

 

もちろん、SIAMの観点から見ると、歴史的に相対的なサイロで機能していたチーム間のコラボレーションの文化を構築するとこれらのアプローチの概念は、サービスプロバイダを効果的に連携させるというSIAMの焦点と完全に一致しています。しかし、これらのアプローチは、チーム内での責任の委譲、自律性、意思決定を示唆しているので、魔法(管理、保証、ガバナンス、統合、コラボレーション)を創造する役割を担うサービスインテグレータ機能にとっては、課題となる可能性があります。

 

そこで私たちは、Foundation BoKでこれらのアプローチに関する記述を更新してこの問題に取り組み、SIAMのロードマップに沿ったプロフェッショナル・ガイダンスで、SIAMエコシステムでこれらのプラクティスをうまく機能させるための中心的な考慮事項に関して掘り下げました。
以上が、SIAM Foundation Body of Knowledgeの第2版何が期待できるかについての簡単な要約です。

 

著者について

サービスマネジメントの分野で50年以上の経験を持つミシェルサイモン・ドルストは、業界でよく知られています。彼らは、Scopism SIAM Professional Body of Knowledge (BoK)のリードアーキテクトであり、SIAM Foundation BoKアーキテクトチームの創設メンバーであると同時に、EXINとBCSのエキスパートでもあります。チームは、itSMF UKによるProfessional Service Management アワードでThought Leaders of the Yearを受賞しました(2017年)。
両者は、WA州のitSMFを含む様々なサービスマネジメントグループやフォーラムの活発な委員会メンバーとして長年活動してきました。二人は2018年のITSM Thought Leader of the Yearの賞を共有し、itSMF AustraliaのService Management Champion of the Year(2017年はミシェル、2018年はサイモン)を共に受賞しています。
また、ミシェルは2020年のHDI Top 25 Thought Leaders in Technical Support and Service Managementを受賞しています。